短期間でTOEIC600点台を目指す大学生や社会人にとって、効率良く英語の勉強をすることは非常に重要です。
しかし、効率を重視するが故に「間違った勉強方法」を選んでしまうことがあります。
今では、私も海外移住に至っておりますが、過去に間違った勉強法で200点台を5年くらい続けておりました。
今回はそんな私の経験も踏まえ、「スコア600点を目指すためにやってはいけない勉強方法」を紹介致します。
長期的なプランで英語の力を伸ばしたいという方は参考になさらないように!
また、TOEICスコア600台を目指すためにとても効果的な勉強方法も、最後に参考として説明したいと思います。
やってはいけない勉強方法
まず、「やってはいけない勉強方法」の前提条件としては、短期間でTOEIC600点台を目指すという事です。
英語学習が「TOEIC目的ではない」、「長期的に勉強したい」という方参考にしないでください!
また、TOEICでかなりの高得点を目指している方や、留学を目前に控えている方なども対象外となります。
あくまで、就職試験や会社の決まりでTOEICのスコアにだけフォーカスする人を対象としています。
今回ご紹介する「やってはいけない勉強方法」は全部で3つとなります!
日々の業務で追われる忙しい社会人でも、たった3か月でTOEICのスコア500点超えを実現します!
シャドーイング
英語学習を本気で取り組んでいる方なら、ほとんどの方が聞いたことがある「シャドーイング」です。
まず、念のために「シャドーイング」がどのようなものかを簡単に説明します。
- シャドーイングとは?
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ネイティブスピーカーが話す音声を聞いて、その音声を正確に追いかけて同時に口に出すこと。
口に出すことで、リスニング力や発音、スピーキングスピードなどを鍛えることができます。
なぜ、この「シャドーイング」がやってはいけない勉強方法なのかというと、
シャドーイングによる学習には非常に時間がかかる
TOEICにスピーキング力は全く必要が無い
ということが、このシャドーイングを学習方法として取り入れるべきではない大きな理由となってきます。
長期的に英語の学習に取り組んでいる方には、とても効果があり素晴らしい勉強方法だと考えております。
しかし、欠点は時間が非常にかかることです。
おそらく、TOEICを模範して、シャドーイングを実施する場合、
初心者であれば、TOEICのリスニング Part 1だけでも1か月以上の時間が掛かることも少なくありません。
また、シャドーイングはスピーキング能力を飛躍的に伸ばす方法として有名ではありますが、
幸いにもTOEICにはスピーキングテストというパートは存在していないので、効率的ではないと考えます。
スピーキング力を伸ばすと必然的にリスニング力も伸びるという事で始める人もいますが、
それは、英語能力がある程度身についてからの話であり、リスニング力が無ければ音声を追う事もできません。
このような根拠により、シャドーイングはTOEIC600点台を目指すには非効率な勉強法ということになります。
短期間でリスニング力を伸ばす
英語の勉強は学校だけでしかしていなかった方が、最初に当たる壁は「TOEICリスニングパート」です。
学校のテストでは点数が良かったのに、聞き取りが全くできずに焦った経験ありますよね。
そこで、変に焦ってしまい短期でリスニング力を一気に上げるように勉強するのはとても非効率です。
- 短期でリスニング力を上げるとは?
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書店の「15時間でリスニング力が向上」、「10日で英語耳を作る」などの書籍で学習すること。
ポイントやコツを抑えて短期間でリスニングを飛躍的に伸ばすことです。
なぜ、「短期間でリスニング力を伸ばす」がやってはいけない勉強方法なのかというと、
英語がネイティブではない人が短期間で聞き取りができる事は絶対に無い
英語が聞き取れても、その意味を理解(訳すこと)できなければ点数には繋がらない
ということが、「短期間でリスニング力を伸ばす」を学習方法として効率が悪い理由となってきます。
私自身もそのような書籍に何度も手を出して勉強した経験がありますが、ほぼ点数に直結しませんでした。
効果がなければ、同じような書籍を「再度購入⇒効果無し」という負のループに入ります。
おそらく、「短期間でリスニング力を伸ばす」で勉強を実施する場合、
学習を終えた瞬間は、何となくリスニング力がついたような錯覚(変な自信が芽生える)に陥ると思います。
また、発音されている単語(英文も含め)が英語で聞き取れたとしても、
その意味をちゃんと理解して、正しい回答をすることができなければ全くTOEICのスコアは上がりません。
昔から英語や第二外国語は「習うより慣れよ」という言葉がありますが、
リーディングについては暗記で何とかなっても、リスニングに対して本当な大切なことだと思います。
このような根拠により、「短期間でリスニング力を伸ばす」は非効率な勉強方法になってくるはずです。
リーディングパートの時間見積り
TOEIC試験ではリーディングパート(75分間・100問)を時間内に終わらせるのはとても厳しく対策が必要です。
リスニングパートについては、強制的に設問が進むので対策はあまり意味がありません。
対策として、「1問に何秒かけて・・・」と見積もったりする人がおりますが、それは少し間違っております。
- リーディングパートの回答にかかる時間を見積もるとは?
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一般的な「パート5 – 1問20秒、「パート6 – 1問30秒」、「パート7 – 1問60秒」という見積もり。
この時間で回答していけば、リーディングパート全てを終える事ができます。
なぜ、「リーディングパートの時間見積り」がやってはいけない勉強方法なのかというと、
全問回答しようとするのはTOEIC満点を目指す人がやること
時間に焦って簡単な設問を落としてしまう可能性がある
ということが、「リーディングパートの時間見積り」が学習方法として効率が悪い理由となってきます。
TOEICで常に高得点を取るような人でもリーディングパートを時間内に解くのは容易ではありません。
600点台を目指すなら、全てを回答しなくても十分狙えます。
おそらく、「リーディングパートの時間見積り」で勉強を実施する場合、
文法問題などを機械的に解けるように訓練すると思いますが、その訓練時間がとても非効率になります。
また、長文読解の問題に対しても、飛ばし読みや概要だけ掴む方法を実施しても
英語に慣れていない人がいきなりできる対策ではないので、長文読解で点数を稼ぐのは非常に難しいです。
リーディングパートの回答に時間が足らない理由は長文読解にありますが、
全てを回答しようとせずに、パート5とパート6を完璧に回答して余った時間でパート7を解くのが良いです。
飛躍的にスコア上げる勉強方法
先ほどまでは「やってはいけない勉強方法」として非効率な学習方法について説明してきました。
繰り返しますが、前提条件は「短期間に600点台を目指す方」です。
では、逆にスコアを効率の良く上げる勉強方法とはなに?
と思われる方がほとんどだと思います。
そこで、私の経験でTOEICのスコアを200点から600点に短期間であげた勉強方法をご紹介いたします。
勉強方法と言っても、特別に難しいことではなく当たり前の学習方法です。
短期間でTOEICスコアを飛躍的に上げる勉強方法とは、
- 目標とするスコアレベル以上の単語を暗記する
自信をもって「この学習方法一択」という事ができます!
当たり前のこと言っていると思われますが、ここをおろそかにして英語は伸びません。
数学でもそうですが、いくら頭の良い人でも公式を知らなければ1問も解けないのと同じで単語は絶対です。
目標とするスコアレベル内での単語勉強だけでは、壁を突破することがとても難しいと経験上感じております。
TOEICで600点台の壁を短期間で超えたいと考えている人には、
具体的に「800点に必要な単語集」とか、「満点を目指す人向けの単語帳」なども学習に加えてみてください。
知っている単語に余裕が出てくると、必然的に点数は上がっていき、600点から800点も短期で突破できます。
600点台の壁に阻まれている方は、騙されたと思って、一度お試しください!
もし、どのような単語集で勉強したら良いか悩んでいる方がいれば、下記の書籍を強くオススメします。
< 800点台を狙う人に向けての書籍ですが、600点を楽して超えたい方へおすすめ >
< 満点を狙う人に向けての書籍ですが、次回のTOEICで600点を確実に取りたい方へおすすめ >
結論
- TOEICのスコア600点台を超えたい場合、シャドーイングを取り入れない方が良い
- TOEICのスコア600点台を超えたい場合、リスニング力を一瞬であげようと考えない
- TOEICのスコア600点台を超えたい場合、試験時間を見積もることはしない
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