最新巷で話題のAI「ChatGPT」に絵を描いてもらいたいと思っている人は多いのではないでしょうか?
基本的にChatGPTは、チャットベースの会話に特化しており、文字によるアウトプットがメインです。
よって、色や形を表す術を持っておらず「画像は扱えない」というのが通説です。
実は、ChatGPTは文字だけでなく、写真やイラストなどの画像を描くことを可能にできるのです!!
もちろん、ChatGPT自体には描写機能が無いので、少しだけ応用が必要ですが。
実際にアウトプットとして描かれた絵、イラストや写真は「ChatGPTが考えた画像」となります。
ChatGPTが想像するヴィジュアルを実際に目で見る事ができる簡単な方法となります。
この描写をするにあたって、同じくAIである「Stable Diffusion」をChatGPTの補助として使います。
この「Stable Diffusion」は画像処理の分野で高い性能を発揮しており、誰でも無料で使えます。
ご紹介する描写方法はとても簡単なので、絵に関するデザインの知識やPCスキルも不要となります!
ChatGPT (チャットジーピーティー) とは?
すでに多くの方はご存じだとは思いますが、「ChatGPTとはどのようなものか」を紹介しておきます。
ChatGPTは人工知能の分野で最も進んだ技術であり、多様なタスクを高い精度で発揮することができます。
例えば、
今までに一般的に使用されている自動翻訳や質問応答システムでは人間と同等以上の精度を達成しています。
さらに、AIは常に学習をしているので、今後もパフォーマンスを向上させていくでしょう。
ただし、ChatGPTからのアウトプットはテキスト文字がベースとなっており、描写機能を備えておりません。
今回ご紹介する方法とは別になりますが、ChatGPT単独で描写機能を実現する方法を書いた記事もあります。
この手法は簡単で面白いので、ご興味がある方はご参照ください。
Stable Diffusion (ステーブルディフュージョン) とは?
Stable Diffusionとは、Stability AI(スタビリティーAI)社が公開した画像生成を行うAI技術となります。
2022年8月に公開して同年秋時点では、すでに1億7000万枚以上の画像が生成されています。
この「Stable Diffusion」における主な特徴としては、
〇 テキストから画像を自動生成する
〇 1枚の画像からたくさんのバーリエーション画像を自動生成する
〇 誰でも無料で使用できる
ただし、ChatGPTのようにテキスト文字を使用した対話型の会話チャット機能を備えておりません。
今回ご紹介する方法では「Stable Diffusion」を使用することなりますので、以下の記事もご参照ください。
使い方はとても簡単で、利用開始から画像生成まで1分で完了します!
絵を描く手順
では、さっそく「ChatGPT」を使用した画像(絵、イラスト、写真)の描き方を具体的にご紹介いたします。
作業的には、「テキスト文字を打つ」、「コピペする」だけで完了です!
最初に描きたい画像のイメージをChatGPTに以下のように入力して、結果を受け取ります。
必須ワードとしては、「外見」、「英単語」、「カンマ区切り」を必ず入力に入れる事です。
外見:これをワードに入れないと内面イメージになる可能性があります。
英単語:これはStable Diffusionが文章を理解できないのと、英語が得意なのが理由となります。
カンマ区切り:これはStable Diffusionの入力形式になります。
STEP 1で得た「ChatGPT」からのイメージ結果を単純にコピー(上記赤枠の個所)します。
コピーした後は、「Stable Diffusion」の入力欄にペーストします。
ペーストが終わったら、画像生成を開始するために上記の緑枠の「Generate」ボタンを押します。
STEP 2で「Generate」ボタンを押すと下記のように自動的に画像生成が開始されます。
数十秒の待ち時間が終わると、イメージより作成した画像が4枚表示されるので確認します。
これで、ChatGPTがイメージした絵が表示されることになります!
絵を描いた結果
では、このSTEPに沿って実際に「ChatGPT」に絵(写真・イラスト)を描いてもらいたいと思います。
今回は具体的に3つの例を挙げて、結果を確認します。
あくまで、「ChatGPT」が想像して描いたものになりますので、結果がどうであれご了承ください。
可愛い犬
まずは手始めに、絵を描く手順で紹介した「可愛い犬」について描いてもらおうと思います。
犬であれば想像もしやすいので、基本的な機能は確認できます。
画像を生成するにあたって、ChatGPTに対して下記のように入力をして、結果をStable Diffusionへ。
さて、「ChatGPT」×「Stable Diffusion」が、どのような絵を描いてくれたのかを確認してみます。
下記の画像が実際に「Stable Diffusion」から生成された結果となります。
キツネのような外見をした画像も混じっておりますが、結果としては十分満足できそうなレベルです。
「可愛い」というポイントはしっかりと抑えていますね。
もし、この画像が好みでない場合は、再度「Generate」ボタンを押すと別画像を生成してくれます。
ドラえもん
基本的なレベルは確認ができたので、今度はもう少し難易度を上げてChatGPTの想像力を試してみます。
次に描いてもらうのは、誰もが知っている漫画「ドラえもん」です。
画像を生成するにあたって、ChatGPTに対して下記のように入力をして、結果をStable Diffusionへ。
AIである「ChatGPTが想像するドラえもんとは?」どのような絵を描いてくれたのかを確認してみます。
下記の画像が実際に「Stable Diffusion」から生成された結果となります。
この画像は間違いなく、みなさんが知っている国民的漫画の「ドラえもん」ではないことは確かです
ただ、1つ言えるのは「おしい」ですね。
ChatGPTの想像するドラえもんは、人間の知っているものと近いところまで来ているような気がします。
ChatGPT
せっかくAIを使用して描いてもらうので、人間が知らないものや想像を超えるものを試してみます。
次に描いてもらうのは、「ChatGPT」です。
ChatGPTはAIであり、外観を持っていないので本人が自分の事をどのように考えているのか見てます。
画像を生成するにあたって、ChatGPTに対して下記のように入力をして、結果をStable Diffusionへ。
ChatGPTは「自分の外見をどのように思っているのか?」どのような絵を描いてくれたのかを確認してみます。
下記の画像が実際に「Stable Diffusion」から生成された結果となります。
おそらく、赤枠で囲んだ以外の画像は、私達ほとんどの人が想像するようなAIだと推測しております。
ただ「赤枠の画像」、AIは自分のことをとても美しいと判断しているのでしょうか
この絵を描いてもらうことで、ChatGPTが人間の想像を超えていく姿が少し垣間見れた気がします。
実際に生成した画像を通して、AIと会話がしたい方は以下がとてもオススメです!驚愕の技術です!
結論
- ChatGPTはStable Diffusionを利用することで画像を描ける
- ChatGPTはどんなものでもイメージ画像を想像できる
- ChatGPTで絵を描くのは3分もあれば完了する
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